W・Y(オペラ歌手)「声の変化に注目」
何より、面白かったのは、今まで自分が思っていたよりも、自分で声に表現をつけることができるようになっている、という事実に気がついたことです。今まで本当に多くの声に関する勉強をしてきました。音楽に関しては、オペラに宗教音楽、歌曲と唱歌童謡からわらべうたなど、幅広く勉強してきましたし、歌の曲の間で話ができるようにアナウンスの勉強もしてきました。
今回は、声のトーンより、声色をつけることで表現が豊かになるということを教えていただきました。ただ柔らかい声を出すよりも、少し低い声で落ち着いて話をした方が、より相手に柔らかく聞こえるということもわかりました。
ジャズを歌っているととても落ち着いて聞こえると言われたことがよくあります。
私がジャズを歌うときは、声のトーンが低いので、それが今回の落ち着きのある温かみのある声とつながると気が付きました。
自分が仕事としているものの中で、このように幅広い表現を様々な捉え方で見つめることができ、大変興味深い時間を共有させていただきました。誠にありがとうございました。